2009年9月17日木曜日

真夜中のパーティ

最近夜の寝付きが妙に悪く、属にいう「金縛り」に連夜悩まされています。

昔から神経が高ぶってたり、不眠症気味のときによくあるsleep paralysisですが、科学的な根拠が分かってても、不愉快なことには変わらない。

お兄さんが窓の外をよじ登ってたり、部屋の隅でガキが騒いでたり、鳥が頭をかすめたり、足がふあっと浮いたり。

幻視・幻聴だけでなく、リアルな感触もあるから始末悪い。長年の経験の末、気色の悪い体感幻覚を、意識して足つぼのマッサージとかに変えることもできるようになるほどまで慣れたんだけど(すごく訳の分からないなこと言ってますね)できないときは、無理矢理頭を覚醒させて、目を覚ますしかないわけです。でも、まだ半分寝てる体と頭を意識して起こすのって、恐ろしく疲れる。睡魔と戦ってデスクに向かってる感覚 x 100ぐらい。
ただでさえ一日5時間くらいしか寝てないのに、フラフラ。


って、餃子作りや幽体離脱ばかりしてるわけでもないので、法律の話を一つ。

アメリカ人の訴訟好きを語る上でよく出てくる、マクドナルドのコーヒーが熱すぎる、と訴えて莫大な賠償金(正確には$2.86 million)を勝ち取ったケース。もちろんアメリカでも行き過ぎた訴訟の例として知られています。
最近知ったのですが、言われてるほどメチャクチャなケースではなかったらしい。

まず起訴人ですが、70代のおばあちゃんで、運転中にコーヒーを飲むという無謀な行為でなく、助手席に座ってた。車の中でものをこぼしたことがある人なら分かるだろうけど、アチッてすぐ立って拭くこともできず、ズボンに染み渡った80°Cのコーヒーは、じわじわと、おばあちゃんの薄くしわくちゃな皮膚に、入院一週間の火傷を負わせた。皮膚移植まで必要な大事になり、完治に2年かかったらしい。

その治療代プラス損害ということで、$20,000ほどをマックに請求したところ、$800で我慢してくれ、と。で訴訟になったのですが、弁護士の調査によって、ここ10年の間700人ほどがマックのコーヒーで火傷を負っていた事実をマックが把握してたことが分かった。
しかし世界のマックからしたら、年間100人未満なんてゼロに等しい数字。Cost-benefit analysis上、少しでも熱いコーヒーを売ることによって増える売り上げと比べると、ビッグマックの商品券でも送っとけ、って処理してたわけです。完全な確信犯。

結局、陪審員団は企業の悪質行為と判断。罰するため下した3億円近い賠償金額は、裁判官が5,000万円ほどに減らし、実際おばあちゃんが手にしたお金は、示談で決まった6,000万円ほど。Wikipediaによると(もっとまともなリサーチをするべきですね)1-2日間のマックのコーヒーの儲けに当たる金額が当初の3億円らしいです。

これで、必要以上に熱いコーヒーが売られることもなくなり、テイクアウトのコヒーの蓋もしっかりしたものになりました。スターバックスとかでよく唇を火傷してましたが、あれより熱かったら、おばあちゃんじゃなくても大変なことになるでしょう。


そういやしばらくスタバなんて行ってないなあ。貧乏学生になったおかげで、毎朝手入れのおいしいコーヒーを飲んでいます。昔からラテとかあんまり好きじゃなかったし、店でもブラックだったしなあ。
でももちろん、行けなくなったから、行きたいのです。

2009年9月13日日曜日

Queen of procrastination

今週末は天気が良いと聞いてたので、野外ジャズフェスでものぞいてこようかな、と。
しかしながら前夜に使った化粧品にかぶれてしまい、顔がヒリヒリの真っ赤っか。ちょっと外を歩ける状況でなくなってしまいました。

ということで、化粧水マスクをしながら、一日中保存食作りに専念してました。肉味噌炒めたり、クズ野菜でスープ炊いたり、混ぜご飯の具を作ったり。あげくの果てには何を血迷ってか、餃子を皮から作るなどということをはじめてしまい、ロールピン代わりのビール瓶をゴロゴロ転がし、幼稚園児の粘度遊びよりひどい格好の物体を百個近く作った末に軽い腱鞘炎。放っておいたら自家製ソーセージでも薫製してそうな暴走ぶりでした。
ずーっと食材をいじってたので、夜は何となくお腹いっぱいでビールでおしまい。食べ終わるのに半年かかりそう。


で、土日と本を開けずにいて、日曜もほぼ終わりという頃に、やっとチンプンカンプンな契約法を読もうかな、と思ってブログを書き始めた次第です。
期末テスト前日や、原稿締切り前になると、歯ブラシ一本でトイレ掃除を始めてたことを思い出します。「ウチのトイレは床で食事できるほどキレイよ!」とか一人悦に入りながら...

明日できることは今日するな。昨日すべきだったことも、明後日にできるはず。死すべき運命との不毛な実存主義的戦い、と考えたいです。

2009年9月1日火曜日

犬とトカゲ

学校が始まってからはや一週間半。
何が何だか毎日が頭の上を通り過ぎてるような、トレッドミルで転ける寸前をキープしてるような。
とにかく日々のリズムがつかめないであたふたしています。

今のところ、毎朝7時起床。
2キロ程しか離れていない学校へのバス通勤が、ここでは10分から1時間かかります。
なぜなら、時刻表に提示された時間はあくまでも参考、5分から50分のゆとりを持った安全運転を心がける運営なもんで。百科事典並みの教科書を数冊とラップトップを背負ってなかったら、歩いた方が数倍速い。
4時頃まで学校で、帰ってきて仮眠、家事、勉強、夕食、勉強、ベッドに入ってまた勉強。2時頃やっと消灯。
働いてた頃は、メチャクチャな時間でも、仕事終わったらオン・オフの切り替えができたけど、勉強は終わりがない。要領がつかめてないってこともあるんだろうけど、エンドレスな復習予習のサイクルはきついです。

エネルギーに溢れ、目をキラキラさせた学生たちと、中西部の肉と芋で育ったピッツバーグっ子は、とっても暑がり。バスも教室も図書館も、冷房ガンガンです。代謝の悪い日本のおばちゃんは、ババシャツとトレーナーを着込んで、1時間おきに日光を浴びないと、震えがきてしまいます。

勉強内容は、興味深い。
刑法も、契約法も、不法行為法も、当たり前だけど兎に角ロジック一筋。法律を覚える前に、徹底的に、論理的に物事を考える、理屈で理屈を覆す思考に慣れる、ってのを叩き込まれます。
性格的に、嫌いじゃない。
ふと、日本のロースクールってどんな感じなんだろうな、と考えます。


もう9月なのね。
3年なんて経つの早いんだろうなあ。その頃の自分の生活も環境も、想像もできません。
学生に戻ると、やはり未来がとっても遠く感じます。

重くも感じるのは気のせい。